追悼式というもの。

14年前に亡くなった友達の、追悼式に行った。

こういうものが行われてたことを、今年はじめて知った。


14年前に、お葬式で来た場所のすぐ近くが現場だったんだと、今日知った。
だって私には、殺害現場がどこかなんて、申し訳ないけど興味がなかったから。


跡地になった駐車場で行われた追悼式。
沢山の人がいると思ったら、殆どが警察の人だった。


挨拶の後、献花。


子どもが献花すると、沢山のカメラが向けられるんだ。
泣いてる人がいれば、またカメラを向けるんだ。
あの人らは、彼女たちの無念だの犯人逮捕だのをメディアで伝えるために、「良い画」を撮る。

でも、彼ら1人1人には全くそんな気持ちがないみたいに思えて腹立たしい。

14年前も、泣き続ける私たちを追いかけてきたよね。
マイクを持って。


だから私、泣きそうになったけど泣かなかった。
当時の写真を見ると、やっぱりこみあげてきちゃうけど、なんとか耐えた。
なんか、あいつらのネタにはなりたくないんだよね。私は。


献花したら誘導されて奥の方へ。
ご家族に挨拶くらいしたかったけど、どこにいるのか分からなかった…。
でも、我が子は高校生のままなのに、大人になった同級生が子連れで来たら、ご家族はどう思うんだろう…とも考えながら。

タレメに、写真を見せて
こんな事件があったんだよってことを噛み砕いて説明した。


危険は常に側にあること。
自分が何も悪いことをしてなくても、ただそこにいたっていう理由だけで殺されることもあるということ。



式はあっけなく終わった。
そのあと、ファミレスで同級生と話す。
明るい話題で盛り上がる。



あと1年と4日。