「大きくなってごめんなさい」

ネコメ「そろそろ寝ようかー」


と声を掛けると、布団の上で正座してシクシク泣き出すタレメ。


ネコメ「！？　どうしたの？！」

タレメ「おおきくなって…ごめんなさい……」



Σ(´Д｀lll)ｴｴ!!
な、なに？？？？？なんで？？？？？



ネコメ「全然ごめんなさいじゃないよ？なんでそんな事思うの？」

タレメ「だって…だって…あかちゃんのほうがかわいかったのに…
　　　　じゅーっと　あかちゃんだったらよかったのに…
　　　　タレメ、おおきくなって3さいになっちゃって…ｼｸｼｸ」

ネコメ「赤ちゃんの時も可愛かったけど、今だって可愛いじゃん！
　　　　お母さんは毎日タレメのこと、可愛いっていうでしょ？」

タレメ「うん。」

ネコメ「先生達も、いつも可愛いねーって言ってくれるじゃん？」

タレメ「うん。いつもいう。」

ネコメ「赤ちゃんのままだったら、こうやってお喋りもお散歩もできないんだよ。
　　　　赤ちゃんは赤ちゃんで可愛いけど、お母さんは1歳のタレメも2歳のタレメも
　　　　3歳のタレメも好きだし、小学生になっても大人になっても可愛いと思うよ？」




3歳だって十分小さいよ、ってツッコミはなしでw

いやー。最初の一言には相当驚かされたんだけど、理由はおそらく…。

・最近、タレメの赤ちゃんの頃の写真を沢山見ていたこと。
・お友達に赤ちゃんが生まれ、嬉しかったこと。
・その日の夜、TVで赤ちゃんを産むお母さんの大変さを観たこと。


多分これらが重なってこのような事を思うに至ったのではないかと。



でも、私が赤ちゃんを見て可愛いと言ってるから嫉妬してる…っていうんじゃないみたい。
本当に、タレメ自身が、「赤ちゃんってすごく可愛い！」と思っていて、その可愛い存在になりたい！っていう思いみたいなの。



何しろ、言葉足らずな3歳から得た情報により、私が推測してるに過ぎないから、真意は誰にも分からないんだけど。





つーか、最初に頭に浮かんだのが
太宰治の「生まれてきて、すみません」なのは私だけ？





ちなみに、翌朝には

「タレメは3さいでもかわいいのーーー！！」

とハイテンションで叫ぶ人。
更には、保育園から帰ってきても

「タレメはあかちゃんも、1さいも、2さいも、3さいも　じゅーーーっとかわいいのよー」

と、もう浮かれまくり。
単純…いや、素直で有難い。


こうやって、良い事も悪い事も、どんどんそのまま取り入れていく年頃なんだなぁって改めて実感。
大人になった時の性格とかに影響が…っていうのも本当に頷けるよ。