防災頭巾カバーの作り方。

手芸に目覚めて色々と作っていて、よくお褒めの言葉を戴くんだけれども…。
実は、ものすごくズボラ。
大雑把・めんどくさがりや故、仕方ない(?)。

それを言っても謙遜のように受取られてしまうので、今回は、私がどのようにテキトーに作っているのか、その製作過程をご紹介してみる。


防災頭巾カバーは、学校で販売していた既製品を見せてもらって、大体の作りはまねっこ。

まねっこの要点は…

●背もたれに掛ける（ゴムは×）
●バッグになる持ち手があり、それは中に収納できる
●すぐに取り出せる
●背もたれは、バッグになる時はなるべくスマートに
●なるべく軽く

で、これが完成品。普通のバッグみたい？

背もたれ部分。



では、続きを。

 

①背もたれ部分の基礎。

なるべく『軽く』する為に裏地も省きたいところだけど、背もたれ部分はある程度強度が欲しい。
そんなわけで、２枚重ねにしようかな。
型紙なんて作らない。１つ出来たらそれをコピればいい。

まち針打って切るのも面倒なので、もうこのまま縫ってしまうことにする。




②裏地を裁断。

縫ってしまってるのでズレない♪




③マジックテープをつける。

あー…表地から見えないようにする為に、裏地に先に縫い付ければよかったーと、ここで後悔。
まぁ仕方ない。続行。




④この3箇所を縫う。

癖をつけるため。外側から2mmくらいの所。



⑤この3箇所の長方形の半分くらいの所を縫う。

これも癖付けの為。
山・谷折にしてジグザグになるように。




⑤バッグの持ち手部分を作る。-1

持ち手の土台(?)部分。
バッグの横幅より2cmくらい狭い。




⑥バッグの持ち手部分を作る。-2

持つ所は1.5cm幅くらいにしようかなー。
そして接着芯をアイロンで貼る。少し固くなる。
接着芯の形に添って縫えば、縫い代とかも書かなくて良いので楽。




⑦スナップボタンを、⑤で作った土台の真ん中あたりにつける。

これは赤ちゃんのロンパースとかによく使われてるボタン。
昔の余りを見つけたので使ってみた。
軽さ重視なので今回の採用となる。

まずは後ろ側から縫う。




⑧スナップボタンを上に上げて、土台に縫い付ける。

ボタンはすぐ外れそうだからしつこく縫う。
土台の外側の縫い代より上に縫う。
そしたら後で縫った所が隠れるから。




⑨これを２つ作って、持ち手完成★

ただ、スナップボタンの位置は左右でズレると後々困るので、ここはキッチリ。




⑩バッグ+背もたれ+持ち手の合体。

ここがねー…。作る前からどうしようか悩んでいたところ。
ズボラがたたり、ここで1時間くらい悩む。
バッグ部分のクチ部分の縫い代をもっと大きく取ってたらうまくいっただろうなー。
（足りなかった為、出来上がり寸法の縦の長さが短くなった。）

とにかく、あんまり沢山縫い目を出したくないので、一気に３つを縫い合わせてしまうことに。




⑪背もたれ＋バッグの合体。

背もたれもバッグも、縫い代より外側を縫う。
ちなみに、絵柄を合わせておくとチグハグしなくて良い感じ。
特に、こういう自己主張の激しい柄は。




⑫バッグ+持ち手の合体。

下に向けて内側に縫うのは、普段は持ち手は隠しておくため。
バッグより持ち手の土台が短いことによって、外に出すことも中に収納することもあまり造作なくできるかなーなんて思って。




⑬バッグ部分のマチと合体。

防災頭巾のサイズより＋２cmほどの太さ。
クチ部分は既に三つ折で処理してある。
（先に持ち手つけちゃった関係で、そうせざるを得なくなり…）

これは角が難しい。結局、角でだいぶズレたｗ

ちなみに、裏地をつけない分、中の縫い代が汚くなってしまうため、袋縫いで処理。
だから内側も、糸のホツレなんかが見えないからキレイっぽく見える♪




⑭これで完成ー

スナップボタンの位置、もうちょっと上に上げればよかったなー。
でもまぁギリギリ入るから良い！




型紙なし。
時には測ることさえしない。
後悔した場所はごまかす。

大体、毎回こんな感じ。