ぺんぺん絵本。

ずーっとずーっと作ろうと思ってて。
でもなかなかうまい設定が思いつかず…延ばし延ばしになっていたこの企画が、ついに実現！

　32歳、ペンギンを小脇に抱えて町を歩く。

　撮影したものをプリントアウト。



紙に穴を開け、糸で縫い合わせ

表紙作って、見返し作って。

背表紙の辺りを棒で挟んで重しを乗せて。
（この『棒』は、通常は竹串を使うんだけどうちになかったので
　編み棒の一番細いものを代用した。ちょっと太すぎた）

タレメに見つからないように
少しずつ進めていった。





…あっ、表紙。
表紙はノープランだった！Σ(´д｀ )
テキトーにやってみたら
どうにもならんダサさになった。。。
あああああ。(頭抱えて悶える)

私、スクラップブッキングとか実は苦手。
何か思いついたら直そう…（もっと酷くなりそうだけど）



　内容は、タレメが登園した後のぺんぺんの様子。


いつもはタレメがいなくなった後、ぬいぐるみ同士で楽しく過ごしているペンペンが、
今回、初めてタレメがどこへ行くのか追いかけてみたくなった…という簡単なお話。

道すがら、仄かに残るタレメの匂いをくんくん嗅ぎながら、時々迷子になりながら、タレメの保育園に到着するというもの。

タレメ、ぬいぐるみ達をすごく大事にしていて。
全員、生きていて自分を愛してくれていると信じていて。
特にこのペンペンは、タレメにとってすごく大事なコ。
タレメの想いが強い分、このコは特別に色々できる…とも信じている。


この絵本は、実は
「私から」…ではなく、
「ペンペンがあげたいって言うからお母さんが協力したんだ」ということになっている。

タレメは、ペンペンの足の裏が汚れてることに気付き（わざと拭かないでおいた）
ペンペンに「ありがとうね。よちよち歩きで大変だったでしょ？」
とちょっと泣きながら言って、ペンギンの足の裏をキレイに拭いてあげたんだ。


毎日保育園から戻ると、朝置いた場所と違ったりすると
（実際は、タレメが自分でやったのに忘れてるだけなんだけどｗ）

今日は、ペンペンはこれで遊んでいたのねーと納得してペンペンに話しかける。

赤ちゃんの時からずーっと一貫して、ぬいぐるみ大好き。
私がぬいぐるみとして声色を変えて話せば、
なんでもスムーズにやってくれるのも、この5年ほど変わらない。



いつか
ぬいぐるみが実は全く動いてなくて
ぬいぐるみの中身が綿だけだと知っても
ぬいぐるみのことでワクワクしたこととか
大切に想う気持ちとか
愛されてると想って幸せだった気持ちとか
忘れないでいてほしいなぁと思う。


数年前に原宿のキディランドでたまたま見かけて
おばあちゃんに買って貰った沢山あるうちの1つである
何の変哲もないフツーのペンギンのぬいぐるみ。

間違いなく、世界一幸せなぬいぐるみだと思う！